咸鏡道ではいろいろな所で獅子舞いが行われたが, 北地方の獅子舞いが最も有名だ. 北獅子ノルムは、咸南北郡山河11個所の面と3個所の邑に屬する各村で陰暦の正月15日夜に歳時風俗のひとつとして行われた。獅子舞いの一行は正月4日から14日まで村の家家を訪問し、雜鬼を追い拂いながら“地神踏み”という厄拂いと類似した儀式を行なった. 現在の北獅子ノルムには獅子が二匹登場するが、もともと北地方では獅子が一匹登場した。獅子舞いの他には哀願聲舞い, 社黨と居士の舞い, 舞童舞い, せむしの舞い, 劍の舞い, 僧舞, 僧, 醫員, 両班, 下人(コクソェ)等が登場する. この中で仮面を使う役割は、道案内、両班, 下人(コクソェ), せむし, 獅子である.